休日にプランターで野菜栽培を楽しんでいるぷらと申します。
今回は、プランターでミニにんじんを種まきから収穫まで90日育てました。
ミニにんじんは通常のにんじんよりも根が短く、プランターでも育てやすい野菜です。この記事では、実際に栽培した様子をもとに、種まき・間引き・土寄せ・追肥・収穫までの流れを写真と動画で紹介します。
まずは、ミニにんじん栽培の一連の様子を動画でご覧ください。
動画では、ミニにんじんの種まきから発芽、間引き、土寄せ、追肥、収穫までの流れをまとめています。この記事では、動画の内容を補足しながら、プランター栽培で気をつけたことを書いていきます。
準備物
まずはじめに、ミニにんじん栽培で準備したものはこちらです。

- ミニにんじんの種(品種名:ピッコロ)
- 深型プランター
- 野菜の培養土(商品名:金の土)
- 緩効性肥料(商品名:IB肥料 花・野菜用)
準備した物はご覧の通りです。
にんじんの種は極早生の「ピッコロ」にしました。ピッコロは根長も10~12cmと短く、採れたてを生食できます。他にも「ベビーキャロット」などのミニ品種があり、深型プランターなら「いなり五寸」「向陽二号」なども栽培できます。今回使用したピッコロの種はこちらです。
にんじんは根菜で根が深く伸びるので基本は深型プランターを使います。培養土や肥料が入っている袋なども使えます。根の短い品種を選べば標準プランター程度の深さの容器でも栽培できます。今回使用したものとは別ですが、ミニにんじん用の深型プランターを選ぶなら、こちらも使いやすい候補です。
野菜の培養土や肥料はいつも使っているものを使いました。
種まき
3月22日(栽培初日)プランターに土を入れて種をまきました。

菜箸を使って種まき用のスジを2つ作りました。

作ったスジに種を1cm間隔でまきました。ミニにんじんの種はかなり小さく、つまむのに苦労しました。まきやすいペレット(コート種子)というものもあります。

種をまき終わったら、薄く土を被せて土と種を密着させるために軽く手で押さえました。ミニにんじんの種は好光性種子(こうこうせいしゅし)で光に当たることで発芽しやすくなる種子です。土はあまり被せないように気をつけました。種をまいた後はプランター周囲と条間を凹まして、排水を促すように畝を作りました。
9日目から発芽

3月30日(栽培9日目)なかなか発芽せず心配しましたが、9日目くらいからポツポツ発芽が始まりました。他の野菜に比べると少し時間がかかる印象でした。あきらめず発芽まで水やりを続けながら待ちました。種が流れないように土に水が染み込むのを見ながら少しずつゆっくり水をかけました。気温(地温)や日照などの環境次第ではさらに発芽まで時間がかかるかもしれません。乾燥すると発芽率が悪くなるようです。
1回目の間引きと元肥施肥
間引き1回目
4月18日(栽培28日目)1回目の間引きを行いました。

間引きの際、手で抜くと周りの根を痛める可能性があるので株間を2cm前後にして地際でハサミでカットしました。生育の良いものを残し間引きしました。あまり徒長しすぎているのも良くないようです。
間引きのタイミングのイメージは下のイラストのとおりです。

本葉2枚になったタイミングで1回目の間引きをします。本葉2枚までは密生させてお互いの競争で生育させます。
間引き菜は美味しく頂きました。
元肥施肥
間引いた後に元肥として緩効性肥料をプランター周囲に置きました。※厳密に言えば種まき後の肥料なので正しくは追肥ですが、ここでは元肥としています

肥料の量は使用する肥料の説明書を参考に25gにしました。肥料を株元にやると肥料焼けにつながり、根の先端を傷つけるとまた根になりやすいとされているので、プランターの周囲に緩効性肥料を置きました。水やりをしてプランター周囲からじっくり肥料を効かせます。以降は20日おきに追肥を行います。

元肥施肥後は株が倒れないよう土寄せを行いました。双葉の境目まで土を寄せます。
2回目の間引きと1回目の追肥
間引き2回目
5月9日(栽培49日目)2回目の間引きを行いました。

1回目と同じ手順で地際でハサミでカットしながら株間4cmに間引きしました。カットした葉が隣の株の葉と絡まって取りにくかったです。何本か葉を折ってしまいました。

間引き菜は美味しく頂きました。ビタミンK・Cは根より葉のほうが多く含みますので葉もしっかり栄養があります。βカロテンは根のほうが多く含みます。

根が太り始める前のにんじんです。にんじんはこの頃、本葉が5~7枚前後(種まき後50日前後)から肥大を開始しますので、この時期までに間引きを終わらせて株間を確保しておくことが大切です。
追肥1回目
続けて元肥施肥から20日以上経過しましたので、1回目の追肥をしました。

古い肥料を取り除いて、新しく前回と同じ量25gの肥料をプランター周囲にまきました。新旧の肥料が混ざるのが気になったので今回は取り除いて新しい肥料を置きました。
土寄せ2回目
最後に土寄せ(土増し)を行いました。

水やりをしていると、だんだん根の上部が土から出てきます。放っておくと日に当たり緑色になります。気になるので葉の付け根までしっかり土を寄せて被せました。
大きな病気は発生しておりませんがピッコロは黒葉枯病などが発生することがあるようです。キアゲハの幼虫(青虫)が葉を食べることがあるため毎日観察しました。
2回目追肥
5月29日(栽培69日目)1回目の追肥から20日経過したので2回目の追肥をしました。

やり方は1回目追肥と同様です。緩効性肥料を前回と同量の25gをプランター周囲に置きました。
肥料が多すぎると葉ばかりが茂って根が太らない(葉ボケ)という症状が起こることがあります。この時、葉が重さで垂れ下がっており、もしかしたら肥料の量が多かったかもしれません。
試し掘り
6月9日(栽培80日目)ピッコロの収穫適期は70~90日くらいとされています。収穫適期を迎えましたので1本試し堀りしました。

試し掘りしたミニにんじんは太さ1cm、長さ8cmと小ぶりでした(ピッコロは肩の太さ1.5~2cm根の長さが10~12cmくらいが収穫の目安)もう少し大きくしたいので収穫適期90日ギリギリまで育てることにしました。
品種によって収穫期が違うので種袋を確認して収穫期に入ったら1本試し掘りして収穫時期を調整すると良さそうです。
収穫と保存方法
6月19日(栽培90日目)種をまいて90日。いよいよ収穫を迎えました。
収穫

大小合わせて、30本のミニにんじんを収穫できました。収穫する際の注意点は以下のイラストの通りです。

収穫前に軽く水やりをして適度に土を湿らせておくことでにんじんが抜きやすくなります。強引に抜くと折れる原因になります。土が乾いたまま強く引っ張ると折れそうだったため、収穫数時間前に少し水やりして、周りの土を軽くほぐし、葉の付け根や肩の部分を持って、ゆっくり真っすぐ引き抜きました。
収穫期より少し遅めに収穫することで大きいにんじんが採れますが、大きくしすぎるとスが入ったり、割れたり、食味が落ちたりするので試し掘りや肩の部分を軽く掘り起こして状態を見ながら収穫すると良さそうです。
保存を考えると収穫適期に入ったら食べる分だけその都度、収穫していくのが良いと思います。
保存方法
収穫したにんじんは葉の付け根から1~2cmのところでカットしました。

葉をつけたままだと、葉が水分を取ってしまい、にんじんがシワシワになります。試しに収穫したにんじんをそのまま台所に置いておいたところ、1日で干し柿みたいになりました・・・。
特にミニにんじんはサイズが小さいので、すぐ食べないと水分が抜けてあっという間にしなしなになりますので新鮮なうちに食べましょう(繰り返しになりますが、食べる分だけ収穫が良いと思います)
にんじんは乾燥にも水気にも弱いので
- キッチンペーパーで包んでビニール袋に入れ、野菜室に立てて保存する
- 袋に水蒸気がたまったら水気を拭き、早めに使い切る
のがにんじんの保存のポイントです。
【まとめ】プランターでのミニにんじん栽培を終えて、学び・感じたこと
今回初めてプランターでミニにんじん栽培に挑戦してみました。学んだことは
- ミニにんじんは食べきりサイズでプランターでも作りやすい
- 種まきは薄く土を被せて発芽までは土を乾かさない
- 発芽直後に間引きすぎず、本葉の枚数を見ながら2回に分けて間引く
- 試し掘りをして状態を見ながら、良いサイズのにんじんを収穫する
- 食べる分だけ収穫する、ミニにんじんは小さく乾燥しやすい(保存が難しい)ので、早めに食べる
以上です。
極早生のピッコロは収穫までの期間が短く、一般地で春まき(3月中旬~4月下旬)、夏まき(7月下旬~9月上旬)と2シーズンできます。種まき時期は地域によって異なるため、購入した種袋の栽培暦を確認してください。とても育てやすく美味しいのでぜひやってみてくださいね。同じ種で栽培してみたい方はこちらから確認できます。
