お久しぶりです。休日にプランター栽培を楽しんでいるぷらです。
今回は種から(実生)育てているクコを鉢植えします。
実生からまた実をつけるまでクコ(ゴジベリー)を育ててみる
(上画像は前回の物)以前、クコの実を育苗トレーに入れて発芽するか試したところ無事発芽したという記事を書きました。その続編です。
過去記事はこちら
実生クコ(種から育てたクコ)の現在の状態
前回こちらの小鉢に移植したのが2023年の6月20日です。あれから約11か月が経ちました。現在の実生のクコはこんな感じです。
ご覧のような小さな鉢なので夏場はすぐ水切れして枯れかけておりましたが、頑丈で少しずつ大きくなりました。逆にこれくらい放任でも栽培できそうです。大きさは40cmくらいになっています。
初代(先代)クコの現在の状態
先代のクコはずっとハダニとうどん粉病に侵されています。何度か天然系のアーリーセーフという薬剤で防除を試みましたが完全な防除はできず、一時的には回復してもまた悪化するというサイクルを繰り返しています。
ハダニの末期症状
ご覧のように葉や枝に蜘蛛の糸のようなものがまとわりついており、その中に赤い点々が見えます。これがハダニです。スプレーなどを噴霧しても完全な駆除が難しいです。ここまで症状が進行してしまうと尚更です。
クコの実をドライフルーツにする
収穫したクコの実は自然乾燥してドライフルーツにしていただいています。ドライフルーツにするとほのかに甘みがつきます。
※過剰摂取に注意 妊娠・授乳中の方は摂取を控えましょう。
クコ栽培の注意点と雑感
クコは枯れそうで枯れません。枯れたと思ってもまた新しく芽吹いてきます。上の写真のクコは処分しようと雨の当たらない所で丸2週間水も与えていません。すごい生命力です。今まで何度も枯れたかなと思うことがあり、危うく処分しそうになることがありました。乾燥にもかなり強いです。
クコの鉢植え・土づくり
クコは肥えた土壌でなく、河川敷などの砂地に自生しているようなので自生している環境をイメージして水はけ重視の土づくりをしました。なお酸性の土壌は好まないようです。
土づくりは我流です。クコはあまり用土を選ばないので赤玉土を基本用土にすれば大きな失敗はないかと思います。
使用した土の一覧
・赤玉土と腐葉土を混ぜたもの(メイン)
・日向土(ボラ土)←水はけ向上と自生している環境をイメージ
・桐生砂←水はけ向上と自生している環境をイメージ
・もみ殻←水はけ
・もみ殻燻炭←pH調整と病害虫予防
底面給水の鉢を使用
最近よく使っているのが底面給水の鉢です。仕事の都合で水やりが疎かになることがあり、夏場に水やりを忘れても多少であれば水切れしなくてすむので愛用しています。ただこの底面給水の鉢も良し悪しといった印象で、この鉢を使うと常に土が湿った状態になりやすく乾燥気味に育てたい野菜・果樹には不向きだと感じています。クコにとっても適切かどうかはわかりません。
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クコの根(鉢上げ)
鉢替えをします。クコの根は上の画像のとおりです。こまかくて細い根がはっていました。
鉢替え
仮置きして植え付けました。空いているスペースにクコの実を埋めました。
このひと鉢で毎年少しで良いのでクコの実を楽しめたら良いなと考えています。
誘引
枝先が枝垂れてくるので支柱を建てて誘引しました。鉢を大きくしましたし、実生から育てているので今のところハダニもうどん粉病も発生しておりませんので、ここから大きく成長してまたクコの実を収穫できるようになるのが楽しみです。
水やり
クコはとても頑丈で放任でも十分育つので、スーパーフードとも言われるクコを食べてみたいという方はぜひ一鉢植えてみてください。一鉢あれば毎年クコの実を楽しむことができます。
↓クコの苗はこちら↓
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【YouTube】実生からのクコの鉢植え動画
今回の様子を動画にしております。ぜひご覧ください。