休日にプランターで野菜栽培を楽しんでいるぷらと申します。
今回はプランターでミニ白菜を栽培してみようと思います。
ミニ白菜は通常の白菜ほど大きくならずプランターでも栽培できます。
プランターでミニ白菜(お黄にいり)を栽培する【準備物】
準備したもの
- ミニ白菜の種(お黄にいり)
- プランター
- 野菜の培養土
- 鉢底石
- 防虫ネット
- 緩効性肥料
- 点蒔き穴あけ道具(小さい鉢の底や500mlペットボトルの底など)
- 溝を作るための菜箸(何でも可)
土の準備とミニ白菜の種まき(点蒔き)
【9月7日】プランターに鉢底石(洗濯ネットに入れておくと片づけが楽です)を敷き、土(野菜の培養土)を入れて、点蒔き用の穴を6箇所あけました。株間は20~23cm程度です。
白菜は一定の葉数にならないと結球が始まらず、種まきが遅れる(遅まき)になると葉数不足のまま、寒い時期になり、結球しない恐れがあるため種まき適期(8月上旬~9月上旬)を守るように注意しました。
点蒔き1箇所につき5粒ほど種を蒔き土を被せ、水やりして発芽を待ちました。
発芽
【9月9日:栽培3日目】ポツポツとまばらですが、発芽が始まりました。
1回目の間引きと元肥施肥
【9月16日:栽培10日目】すべての種が発芽し、本葉も出てきました。1回目の間引きをしました。間引いた新芽はスプラウトとして美味しくいただきました。
元肥施肥
本葉が出てきましたので、菜箸で元肥を置くための溝を作っていきます。肥料を新芽(株元)に蒔くと根が肥やけして傷む恐れがあるためです。株と株の間やプランター周囲に溝を作り、そこに緩効性肥料を蒔き、周囲からじっくりと肥料を効かします。肥料の量は土10リットルあたり13g(今回はここでは30g程度使用)以降は20日おきに追肥していきます。(以下追肥の量も同量)
間引き2回目
【9月22日:栽培16日目】前回より少し大きくなり、混み入ってきたので2回目の間引きをしました。間引きのタイミングは感覚で行っています。見てみて窮屈そうにしていたので間引きました。間引く際に隣の株に葉をひっかけやすいので注意しました。(間引きした株は美味しくいただきました)
間引き3回目
【9月27日:栽培21日目】3回目の間引きを行いました。前回同様に隣の株の葉を折らないように慎重に間引きをしました。
最後の間引き
【10月1日:栽培25日目】今日は最後の間引きです。種まき後25日位を目安にそれぞれ1番良い株を残し、すべて間引きします。ここまで大きくなると間引きも難しく途中葉を折ってしまいました。
追肥1回目
【10月5日:栽培29日】古い肥料(元肥)が残っていたので先に取り除きました。古い肥料が残った状態で追肥すると過肥になる気がしたためです。取り除いた後、できる範囲で菜箸で再度溝を作り直し追肥を行いました。今のところアオムシなどの食害もなく順調に育っております。
ミニ白菜の結球が始まる
【10月15日:栽培39日目】追肥後は日々の水やりを通してミニ白菜に変化がないか観察を行いました。特に食害がないかは注意深く観察しました。このころより結球が始まりました。
追肥2回目
【10月25日:栽培49日目】前回の追肥から20日経過し2回目の追肥を行いました。病気の原因となる枯れた下葉と古い肥料を取り除き追肥を行いました。
※収穫は種まき後50日~80日位とされているので、このタイミングで収穫しても良いかと思いましたが、今回はミニ白菜の球をしっかり作ってみたかったのでこのまま育てました。
追肥3回目
【11月13日:栽培68日目】前回の追肥からさらに20日経過したので最後の追肥を行いました。枯れ葉と古い肥料を取り除きましたが、株元が水のやりすぎで結構傷んでいました。土の状態を水に毎日水やりしていたのが原因です。11月に入ると涼しくなってくるので夏の感覚で水やりをしていると土が湿りすぎになってしまいますね。
ミニ白菜がコナガに食べられはじめ急遽収穫
【11月17日:栽培72日目】観察をしていたところミニ白菜がコナガに食べられていることに気がつき、急遽収穫することにしました。もう少ししっかり育てたかったのですが、コナガに丸裸にされたら、たまったものではありません。ほんの数日気がつくのが遅れると見るも耐えられない状態になってしまいます。収穫のタイミングは上から白菜の球を触ってみてしっかり球が詰まって硬くなっていれば良いようです。
防虫ネットだけでは完全な防除は難しい
ご覧のように、日々被せるタイプの防虫ネットをしっかりしておりましたが、下の隙間からコナガが侵入したのだと思います。コナガは本当に小さく防除が難しいですね。オルトラン粒剤などを適切にしようするのも手だと思います。
ミニ白菜の収穫方法
収穫は外の葉を抑え白菜の球を少し傾けて芯の部分に収穫用の包丁を入れます。収穫用の包丁がなければ普通の包丁やハサミなどでもよいかと思います。ミニ白菜は葉の量が少なく勿体ないので球ごとすべて傾け丸ごと収穫しました。
ミニ白菜の保管方法
寒い地方の畑では、冬の時期に白菜をヒモで縛る(寒締め:かんじめ)をすることがあるみたいです。冬季に晩生の白菜を縛っておくことで霜でやられないようにしたり、冬の寒風を当てて水分を抜いて糖度を凝縮させることで一層美味しい白菜になるようです。今回は食害が広がっていたので全て収穫しましたが、都度食べる分だけ収穫して、寒くなれば寒締めしてプランターに植えたまま保管しておくのも良いかと思います。
ちなみに収穫後も白菜は外葉から芯の方に栄養を送っているみたいなので収穫後は早めに芯の方からいただくと美味しく食べられます。
ミニ白菜栽培のまとめ・感想・学びなど
今回はプランターでミニ白菜の栽培に挑戦してみました。学んだことは
- ミニ白菜は食べきりサイズで、プランター栽培で栽培する白菜に最適
- 日々の白菜の観察は重要(特に食害がないか・土の状態)
- 防虫ネットだけでは完全な防除は難しい
以上です。
最近、野菜も高いので皆様も楽しみながらミニ白菜の栽培にぜひ挑戦してみてくださいね。
【YouTube】プランターでのミニ白菜栽培の動画
ミニ白菜栽培の様子の動画です。ぜひご覧ください。
リンク