たもぎたけのプランター栽培

たもぎたけのプランター栽培 たもぎたけ

 

休日にプランターできのこ栽培を楽しんでいるぷらと申します。

今回は幻のきのことも言われる「たもぎたけ」(ニレタケ)のプランター栽培をしてみようと思います。

準備したもの

準備物

  • たもぎたけの完熟ホダ木(タキイネット)
  • プランター(底面給水)
  • すだれ(DAISO)
  • 遮光ネット(DAISO)
  • 洗濯ばさみ(DAISO)
  • ネットを張る支柱
  • 赤玉土(大粒・小粒)

たもぎたけの完熟ホダ木はタキイネットさんで購入しました。しいたけなどの原木はネットショップで手に入りやすいのですが、たもぎたけのホダ木は入手が難しいです。ですがホダ木が1つあると数年間たもぎたけを楽しむことができます。

たもぎたけ・エルゴチオネインの効能・栄養

たもぎたけ(ニレタケ)エルゴチオネイン含有量

たもぎたけは強い抗酸化作用のある天然物質エルゴチオネインを特に多く含むきのことして有名です。

エルゴチオネインに期待されている効果はたくさんありますが、特に脳神経や中枢神経に良いとされる研究結果が報告されています。

エルゴチオネインに期待できる効果(たもぎたけの効能)

エルゴチオネインの効能大

  • 記憶力の向上
  • 認知症、アルツハイマー病、うつ病、パーキンソン病の改善
  • 紫外線による皮膚や目に及ぼす酸化や遺伝子損傷の抑制(肌のダメージ保護)
  • 生体の恒常性を維持する何らかの重要役割
  • 持続的で強力な抗酸化作用(体内利用率に優れる)

これらの効果が期待できると示唆されています。

専門家ではありませんが、とても健康に良さそうですね(^^)

たもぎたけ栽培のやり方【土中埋設法】

それでは早速たもぎたけの栽培を始めていきます。

底面に赤玉土の大粒を入れる(鉢底石を敷く)

まずプランターの底に水はけを良くするための鉢底石を敷くのですが、今回は底面から給水するタイプのプランターを使用したので、底に水を吸わない石を敷いてしまうと底面給水のプランターの効果がなくなってしまうので、今回は鉢底石は使用せず変わりに赤玉土の大粒を使用しました。

底面給水のプランターを使用することで水やりを多少忘れてしまった場合でも土の水分量をある程度は保つことができると感じたためです。

底面給水のプランターを使用しましたが、他には深型のプランターを使うとホダ木を埋めたあとでも十分なきのこが発生するスペース(ウォータースペース)を作ることができるので深型プランターの方が栽培しやすいかもしれません。下に記載しているナメクジ対策として支柱を立てる必要がなく遮光ネットを張りやすいためです。

仮置きしてホダ木の高さを調節する

たもぎたけのホダ木を仮置きする

ある程度、土を入れたところで、たもぎたけのホダ木を仮置きして高さを調節します。必要であれば土を追加します。

ホダ木を埋める(土中埋設法)

たもぎたけのホダ木を埋める(土中埋設法)

仮置きしてホダ木を埋める高さを調節したら赤玉土の小粒を入れホダ木を均等に並べて埋めます。

ホダ木の表面が薄く隠れる程度まで埋めます。

菌糸が均一に広がるように均等にホダ木を並べましたが、もしかしたらホダ木同士を引っ付けた方が良いかもしれません。

散水・浸水する

散水・浸水する

プランターの底から水が流れ出てくるまでしっかり散水します。

特に夏場の暑い時期は乾燥しやすく菌がやられてしまいやすいので水切れに注意します。

土の表面が乾いたら水やりをします。

遮光ネット・すだれを被せて湿度を維持する

遮光ネット・すだれを被せる(防虫)

たもぎたけに限らず、きのこ菌は直射日光や高温乾燥が厳禁なので遮光ネットやすだれ(よしず)をプランターに被せます。

遮光ネットやすだれは日光は遮りつつも、雨水は通すのでこれらを被せることで湿度を維持して、たもぎたけが発生しやすい環境を作ります。防虫も兼ねます。

日陰に置く

直射日光が当たらず、かつ雨水があたる半日陰の場所にプランターを置きます。置き場所は成功の可否を左右するといっても言いくらい重要なポイントです。逆に言えば置き場所が良ければ、あまり手をかけずに栽培することができます。

きのこの栽培・年間自給を目指す

きのこの周年栽培・年間自給を目指す

上のプランターは左から「まいたけ」「ひらたけ」「なめこ」「白マイタケ」冬場に発生しやすい

たもぎたけの発生時期は6月中旬から9月下旬くらい、温度20℃から28℃となっております。

冬に発生が多いきのこ類のなかでも、たもぎたけは暖かい時期に発生するので夏場収穫できるきのことしても魅力で夏はたもぎたけ、冬は別のきのこを栽培をすることで年中きのこの収穫を楽しめます。

雨水をしっかり当てる

雨水をしっかり当てる

一度プランターを置いてしまえば特にすることはありませんが、事前に天気予報で雨が続きそうなときは、しっかり雨が当たるようにすだれを外し雨水にさらします。すだれは雨水を通すので面倒であればそのままでも大丈夫です。

たもぎたけの発生

たもぎたけの発生

5月20日ころよりたもぎたけの発生が始まりました。ふと見たら黄色いのが生えていたのでびっくり。6月くらいからに発生すると思っていたので気がつくのが遅くなりました。

たもぎたけの収穫・味・食感

十分大きくなってはおりませんが、早く食べてみたいので収穫してみました。鈍感なだけかもしれませんが、ぱっと採った感じでは特に香りは感じません。

個人的な食べてみての感想としてはシャキシャキして、しっかりとした歯ごたえがありました。味もあるのですが、何の味かと言われると表現が浮かびません 苦笑

たもぎたけの食べ方

たもぎたけは何といっても希少で強力な抗酸化作用のある「エルゴチオネイン」をきのこ類のなかでも特に多く含むきのこです。エルゴチオネインはヒラタケ科ヒラタケ属に多く含まれるみたいです。

エルゴチオネインの特徴

エルゴチオネインの特徴

  • 水溶性
  • 加熱に強い(120℃60分の条件でもほとんど影響なし)
  • pH安定性に優れる 酸性~アルカリ性(pH2~pH12)条件でもほとんど影響なし

たもぎたけの特徴・旨味成分

たもぎたけの成分

たもぎたけは別名だしキノコとも呼ばれ、

  • 5’グアニル酸
  • アスパラギン酸
  • グルタミン酸
  • アラニン

など旨味成分をバランスよく含んでいるようです。

エルゴチオネインが水溶性であり、たもぎたけを出汁にすると旨味成分がでることから料理としてはありきたりですが味噌汁の具や、炊き込みご飯などに加えると栄養を逃がさず摂取することができます。

たもぎたけの副作用・食中毒(危険性)

たもぎたけの副作用・食中毒(危険性)

たもぎたけによる重篤な副作用や食中毒などの報告はないそうなので安心して食べることができます。ただ食物繊維の仲間であるβ-グルカンにより1度に食べるとおなかが緩くなることがあるようです。(便秘には効果)

初めて食べる場合で心配な方は少量まず試食してみて身体の反応をみながら食べていくのが良いと思います。

ちなみに私も少量まず食べてみたところ、翌日お腹が少し緩くなりましたが、2回目以降は食べても大丈夫でした。

たもぎたけ栽培の防除・失敗例

きのこ栽培ナメクジ発生

たもぎたけのプランターについたナメクジ、計8匹いた※

きのこ栽培の天敵であるナメクジですが、他のきのこに比べるとたもぎたけはナメクジがかなり寄り付いてきますので注意が必要です。シイタケやナメコなどと違い発生する時期が6月~9月と暖かい時期でナメクジが沢山いることと、たもぎたけ自体が胞子の飛散量が多いみたいなので、胞子と香りにナメクジが引き寄せられるのかもしれません。特に雨が続いていると要注意です。どこからともなくナメクジが寄ってきます。防虫も兼ねて遮光ネットをしっかり張っていたつもりだったのですが、わずかな隙間から侵入され食害を受けました。しっかり雨水に当てて大きくしようとしていたところ一晩で食べられてしまいました。

※ナメクジは「広東住血線虫」という寄生虫を体内や粘液に宿している場合がありますので素手で触らないようにしましょう。

防虫ネットやナメクジ忌避剤を用意しておくと良いかもしれません。

まとめ

たもぎたけについてのまとめ

  • たもぎたけは希少で強力な天然の抗酸化成分であるエルゴチオネインをきのこ類の中でも特に多く含み、脳機能の維持に役立つ可能性のある健康きのこ
  • 旨味成分をバランスよく含み、出汁きのこと言われる
  • 食中毒・副作用などの重篤な危険性は報告されていない
  • 6月中旬~9月下旬(温度20℃~28℃)比較的高い温度で発生する
  • 栽培時はナメクジに要注意
  • しっかり土中の水分量を維持する(欠かさず水やり)

たもぎたけを食べてみたい方、エルゴチオネインを取り入れたい方は、条件を整えれば沢山収穫できるので、たもぎたけ栽培に挑戦してみてください。

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たもぎたけ栽培の動画

経過を撮影していきますのでチャンネル登録おねがいします。

たもぎたけ
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